【動詞の調味料】助動詞(Helping Verb)の世界を眺めてみよう
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まずは、Helping Verb(助動詞)の全体像を理解するためにVenn図をご覧ください。

基本助動詞が3種類、法助動詞が9種類、準法助動詞が14種類、半法助動詞(英国のみ)が3種類存在します。
ここで、基本助動詞と法助動詞に共通する特徴は、以下です。
- 平叙文では、主語+助動詞 + 動詞の構成で、動詞へ意味の追加を行う。
- 疑問文では、助動詞+主語+動詞 ...? の語順で構成する。
- 否定文では、助動詞+not+動詞の構成で使用する。
それが、準法助動詞では2、3が異なるという特殊性が存在します。
また半法助動詞(英国のみ)では1のみ異なるという特殊性の為、半分だけという意味で半法助動詞としました。
それらの例外性については、後ほど説明します。
be動詞、have、doはAuxiliary Verb(基本助動詞)
be動詞、have、doの3種の最も重要で基本的な助動詞はAuxiliary Verb(基本助動詞)と言います。

be動詞は現在進行形、受身形を構成し、haveは完了形を構成し、doは疑問形、否定形と強調を構成します。
法助動詞(Modal Verb)はcan、must、willなど9種類
can、will、may、shallの4種類の現在形、過去形の8種類、及びmustの合計9種類の法助動詞(Modal Verb)が存在します。

ただしmustのみ特殊で過去形は存在しません。
その代わりに、次に登場する準法助動詞(Semi-Modal Verb)のhave toの過去形を代用します。
また、can、will、may、shallの過去形、could、would、might、shouldについては、丁寧な依頼、弱い推量等の元の現在形とは異なる用法が存在します。
過去形の単語でありながら、現在の事象について表現している点には、注意が必要です。
準・法助動詞(Semi-Modal Verb)はhave to、be able toなどの14種類
一方で、準法助動詞ではこうなります。
- 平叙文では、主語+準法助動詞 + 動詞の構成で意味を付加する。
- 疑問文では、助動詞(Do、Be動詞等)+主語+準法助動詞+動詞 ...? の語順で構成する。

dare、needは特殊な半・法助動詞(Half-Modal Verb)
英国のみの特殊な半法助動詞を示します。
米国では、これらは全て一般動詞として使用されていますので要注意です。
