大谷・山本・佐々木・ダルビッシュの変化球を9ゾーンで見える化してみた
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2025年のMLBは、レギュラーシーズンからワールドシリーズまで、まさに歴史に残る試合ばかりでしたね。
私も大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、ダルビッシュ有といった日本を代表する投手たちの投球などを夢中で観ていました。
4人とも右投手で上手投げですが、投球時の腕の位置や投球タイプは異なっていて、以下のような決め球や特徴を有しています。

試合中継では解説者が様々な球種名で説明してくれるのですが、その区別が分からずいつも消化不良を起こしていました。
大谷投手の場合、Sweeperは分かるけど、
Cutter、Sinkerって一体全体、何なの?
この記事では、最新のMLBデータをもとに、4投手の変化球を9分割のストライクゾーンで見える化して示すことに挑戦してみます。
大谷翔平投手の球種別の9ゾーン図
大谷翔平投手の球種一覧表を以下に示します。

「4 seam高め真ん中と同じPitch Tunnel(投球トンネル)で、変化球を投げた場合、ストライクゾーンのどこを通過するのか?」
について、大谷 翔平投手の変化球の場合の9ゾーン図を以下に示します。

大谷 翔平投手の特徴をまとめてみます。
① 上・下・左下支配投手 (多軸万能型へ進化途中)
② 最大の武器は左横方向変化のSweeper
③ 上下左を均等に使える空間支配型投手である
山本由伸投手:縦軸+右揺さぶりの“分厚い二軸型”
山本 由伸投手の球種一覧表を以下に示します。

山本 由伸投手の変化球の場合の9ゾーン図は以下の通りです。

山本 由伸投手の特徴をまとめてみます。
① 上・下・右上支配投手 (多軸万能型へ進化途中)
② 基本的には4 seam、Splitの縦方向で勝つ投手である
③ 横の揺さぶりのCutter、Sinkerを混ぜて効果的に攪乱する
山本投手は MLB投手の中でも珍しい「4 seam → 落ちない、Split → 急落 という“縦の二点突破型”」 の完成度が極端に高い。
そこへ右方向のCutter、Sinkerを組み合わせることで打者の判断を迷わせる構造になっています。
佐々木朗希投手:世界最高クラスの純・上下特化型
佐々木 朗希投手の球種一覧表を以下に示します。

佐々木 朗希投手の変化球の場合の9ゾーン図は以下の通りです。

佐々木 朗希投手の特徴をまとめてみます。
① 上下特化型支配投手
② 時々、左方向のSliderを投げる
③ 4 seamとSplitの上下だけでMLB級打者を封殺する
ダルビッシュ有投手:世界唯一の“多軸万能型”
ダルビッシュ 有投手の球種一覧表を以下に示します。

ダルビッシュ 有投手の変化球の場合の9ゾーン図は以下の通りです。

ダルビッシュ 有投手の特徴をまとめてみます。
① 上下左右を支配する多軸万能型投手(Multi-Axis Pitcher)
② 球種を科学する最新技術を日本へ初めて紹介したのがダル先生(生徒が大谷、山本)
③ あらゆる球種を縦・横・斜めのどの方向にも配置できる唯一無二の存在
投球トンネル(Pitch Tunnel)とは何か?
球種により投手が投げ方を変えていた場合、打者は次の球種の予測は簡単です。
ですから投手にとっては、投球フォームは変えずに様々な球種を投げて打者を欺く戦略が最重要となります。
つまり 「すべての球を同じトンネルに通す技術」 が現代MLB投手の必須SKILLと言えます。
それを理論的に説明しているのが、投球トンネル(Pitch Tunnel)※の理論です。
投手が「高め真ん中の4 seam」を投げた時の軌道(Pitch Tunnel)を基点とし、
投手のリリースした球が同じトンネルを通ったあと、ストライクゾーンではどこを通過するのか?
について、この記事では表にして視覚化してみたわけです。
【Link】
https://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53647

ダルビッシュの投球動画がきっかけ!? 野球界に浸透する「ピッチトンネル」 - スポーツナビ

How to Pitch Tunnel In MLB The Show 23


